ルタバカを試食

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無農薬栽培でのルタバカ

日本では珍しい野菜「ルタバカ」。

その味はジャガイモとサツマイモの間の食感で、ほんのり甘みを感じ、何とも言えないおいしい野菜と紹介されている記事を読んだのが切っ掛けで、今年栽培を試みました。

比較的寒さを好むこともあり、播種は3月中旬・・・発芽率も良く、栽培も簡単で播種から3カ月余りで収穫することができました。

それでは採れたてルタバカを頂いてみることにします。

生はサラダに、煮ると甘みが増ししかも煮崩れしないと紹介されていましたので、今回は一番オーソドックスな煮込料理「ポトフ」で頂くことにしました。無農薬栽培による国内ルタバカ

ポトフの完成!

見た目は黄色く、ジャガイモのよう。

では、早速ひと口 ・・・ ???? うーん。 

ふた口目、食感はカブのような、ジャガイモのような、キャベツの芯を柔らかく煮たような、そして後味に少し癖があり、苦味も多少感じる!

子供はひと口目で「もう、いいや」と言い、妻は「ジャガイモが懐かしい」との一言。

私も正直美味しいとは感じませんでした。

やはり、冬野菜をこの時期に作ると、本来の美味しさを失うのかもしれません。

改めて、旬が大切だと痛感した1日でした。

しかし、翌日ポトフを温め直すと、甘味は感じなかったものの、苦味も消え、味が染み込んだおかげで癖もなくなり、煮崩れしないじゃがいものようでした。

冬にもう一度栽培して甘味が増せば、煮崩れしないジャガイモとして、肉じゃが、シチュー、カレーの具材として良いのかもしれません。

農業科学応用研究所 所長のつぶやき