主な土壌汚染

soil pollution

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主な土壌環境汚染

砂漠化の原因

砂漠化の原因
化学肥料の原料は石油、石炭、リン鉱石、カリ鉱石です。1980年代から農業では化成肥料が主流となり、たくさんの化成肥料が使われるようになりました。

特に80年代のアメリカでは、1ha165㎏の石油に相当する化成肥料を畑に撒いたことで土壌浸食が進んだ結果、土壌の砂漠化が急速に進んでしまいました。 砂漠化の原因の80%以上は、人的要因と言われています。

なぜ化学肥料で砂漠化が進行するのでしょうか?

酸性雨の原因

酸性雨の原因
自動車の排気ガス、工場やゴミ焼却場等から排出される硫黄や窒素酸化物、塩化水素などの酸化物が、空気中の水と反応して、硝酸や硫酸に変化することでおこります。

この酸化物が土壌に降り注ぐと、土壌に含まれるカルシウムイオン、マグネシウムイオンの流出、重金属のイオン化による土中生物や水生生物への体内汚染、敷いては人間の体内被ばく、急激な酸性化に伴う植物の立ち枯れ病などを発生させます。

これは、すべて水の特性と循環サイクルによってが土壌環境が悪化したために起こるのです。

水の特性と循環サイクルの詳細 >>>

土壌環境汚染の原因

土壌環境汚染の原因
酸性雨に加えて、土壌環境汚染の原因は、産業廃棄物や工場、ガソリンスタンドなどから化学物質が直接土壌に浸透することでも汚染されています。水銀、ヒ素、PCB、クロム、ダイオキシンなど人体に重大な影響を及ぼす物質が土壌から検出されています。

汚染された土壌環境で育った植物は、栄養分と一緒に有害物質を吸収し茎や葉などに蓄積します。また、汚染された土壌環境で生きている生物、特にミミズはそれらの有毒物質を体内に蓄積し毒ミミズとなります。毒ミミズをミミズを餌とする他の生物が食べることで、その毒はその生き物の体内に蓄積され、さらにその生物を食べるより強い生物へと連鎖し、最終的には私たち人間の体内に濃縮されて堆積されます。

これが食物連鎖の怖いところです。

有害物質が多量に含まれる野菜や果物を食べないようにしても、それはあくまで一部を排除しただけであって、有害物質を完全に取り除くことは不可能に近いのです。

このことを示す代表例が、発ガン物質のダイオキシンは脂に溶ける性質があるため、食べ物に留意してしている母親の母乳からダイオキシンが検出される問題があります。

それでは、土壌ではどのようなことが起きているのでしょうか?

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