発酵ミカン作り

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農業ブログ/所長のつぶやき

先日本屋で発酵シロップなる本を目にしました。

今の流行なのですかね。その内容を立ち読みしてみると、材料に対して1.1倍の砂糖を加えて混ぜてつくるそうです。

作り方はとても簡単で、皮を良く洗い、砂糖と材料を交互に重ねるようにして瓶などに詰めていきます。

そして、毎日かき混ぜること約2週間で完成するのです。

ただ気になる点は1つあります。

発酵というからには、酵母菌を活用することになりますが・・・良く洗うということは、酵母菌も洗い落としてしまうことになってしまいます。

酵母菌は果物の表面に付着しているのですから・・・

柿酢などを作るときにも、酵母菌をなるべく落とさないように汚れを落とす程度に軽く洗う程度です。

ということで、庭には無農薬のミカンが沢山実っていますので、発酵ミカンにチャレンジしてみることにします。

作り方はというと・・・

1.最初にミカンの糖度を計測・・・・約10度

2.軽く洗った後、皮ごとミキサーにかけてジュースにします。

3.砂糖を加えて糖度を20度程度になるように調整します。

4.煮沸消毒した瓶に移して終了です。

5.時々瓶の発酵状態と匂いをかいでカビ臭くなっていないことを確認します。

6.約2週間(約20度の場合)発酵させて後、材料を布等で濾して完成です。

肉を漬け込む、スムージーで飲む、パンを作るなどアイデア次第でいろいろな用途に使えると思います。

この後もいろいろな野菜、野草、果物で発酵を楽しんでみたいと思います。

農業科学応用研究所所長のつぶやき