無農薬農業で種のバランスを感じた出来事

益虫-種のバランスの取れた畑

先日、久しぶりにエビスグサの生長を観察してみると、あらゆるところでハスモンヨトウが目につきました。

エビスグサの種子(決明子)を煎じて飲めば、様々な目のトラブルに効果が期待され、葉には強壮、利尿、高血圧、胃弱などに効果があるとも言われています。

ただ、エビスグサの葉は、独特の匂いがあり、サラダで食べるには、個人的には抵抗を感じます。
国産エビスグサと害虫
それが・・・

観察して1週間経過後から、徐々に干からびたハスモンヨトウが目立ち始めました。
国産チアシードと益虫
これが、エビスグサの防衛によるものか?

益虫による仕業か?

は、分かりませんが、種のバランスが保たれたようです。

現在、エビスグサは、たくさんの種子をつけています。

他には、チアシードにカエルとカマキリ、グア豆にはてんとう虫をみかけます。

そして、同じ畑で頻繁に耕すところと、最低限の草むしりを行っているところでは、ミミズの数にも大きな違いがあります。

農薬に頼らず、必要最低限の耕作を行い、堅い土壌には植物の力で耕すことでも、収穫は可能であることを実感できた出来事でした。

農業科学応用研究所 所長のつぶやき