ウスカワマイマイ被害と対策
【特 徴】
ウスカワマイマイとオナジマイマイは日本中でよく見かけるカタツムリの種類で、多湿の時期に活動し、しかも公食性であるため、サツマイモ、キャベツ、マメ科野菜、バジル、ミカン、イチゴなどの様々な野菜や果樹の若葉、花弁、新芽を食害します。
マイマイ（カタツムリ）は、夜行性で日中は植木鉢、石や落ち葉などの湿った場所に潜んでいます。しかも1年に数回、1回に数十個の卵を産卵し2週間前後で孵化しますので、完全に駆除することはなかなか難しいのが現実です。
葉に白く光る筋が走っている食害痕を見つけた場合には、そのまま放置しておくと生育障害を起こしますので、被害のあった植物の近くの落ち葉や石などは取り除き、隠れ場所をつくらないようにしましょう。
【対処法】
被害のある植物の近くにビールと薬剤を入れた容器で誘引捕殺する、被害のあった植物を囲むように石灰をまく、市販の薬剤をまくなどの方法がありますが、いずれも完全駆除することは難しいです。
特に有機農業を心がけている人は、農薬や土壌塩害の問題も生じますので、マイマイの隠れ家である石や落ち葉を取り除き、小まめに観察し見つけ次第補殺しましょう。