アブラムシ被害と対策
【特 徴】
ミカンクロアブラムシ、ネギアブラムシ、ユキヤナギアブラムシなどアブラムシの種類は多く、新葉や新芽に集団で寄生し植物の汁液を吸汁します。
体長2mm前後、黒光するや薄緑色の種類が多く、寄生された葉は2重に巻くように変形し、最終的には枯らしてしまいます。
また、モザイク病やウィルス病を媒介します。
【対処法】
天敵のテントウムシを近くに放す、牛乳+木酢液の水溶液を噴霧する、切り取って焼却する、乳液を噴霧するなど、たくさんの退治法があります。
右上写真:ミカンに寄生しているユキヤナギアブラムシ(アリがアブラムシの蜜を集めている)
右下写真:ニラに寄生したネギアブラムシ(アルカリ性水溶液を噴霧後の写真)
木酢液+ニンニク水溶液(100倍希釈) |
焼成カルシウム水溶液(pH11~12) |
【結 論】
共に5回噴霧して、その後状況を確認すると、水溶液の当たらなかったアブラムシが数匹生き残っていたものの、大半は死滅したことから、アブラムシには、木酢液、アルカリ水共に効果的であるこが分かる。
ただし、葉や茎に付着したままの死滅するので、アブラムシが群集したものは食として使うことが難しくなる。
特にニラに群集したアブラムシにアルカリ水を噴霧した場合は口をニラに刺して手足が解け胴体だけとなって死んでいたことが観察できた。