キスゲフクレアブラムシの被害と対策
【特 徴】
キスゲフクレアブラムシはノカンゾウやヤブカンゾウなどのユリ科の植物の蕾や茎に寄生し吸汁します。
無翅型は体色が黄色で、背中側がロウ物質で覆われていますので白っぽく、有翅型は体色が橙赤色で、ロウ状物質で覆われていないために、体色そのもので確認できます。
無翅型の体長は1mm-4mm、有翅型は3-4mmまで成長する大型のアブラムシで、触覚,脚,角状管(腹部の両側に角のように出ている管)は黒色をしています。
6-7月頃、花蕾にコロニーを形成し、無翅型数十匹に対して、有翅型1匹のコロニーを作ります。
【対処法】
アブラムシの駆除は、農薬によるものが一般的ですが、その他牛乳、油、木酢液などを使った駆除方法などがあります。
大型のアブラムシですので、小まめに観察し見つけ次第、補殺することをお勧めします。