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アワダチソウグンバイ被害と対策

アワダチソウグンバイの背中側アワダチソウグンバイのお腹側【特徴】
カメムシ目の昆虫で、形が相撲の軍配に似ていることからその名前が付けられたといわれています。

翅には褐色斑紋が見られ、全体的にアワ立ってい姿をしており、 キクイモ、キク、ヒマワリ、サツマイモ、セージなどの植物に加害が確認されています。

アワダチソウグンバイの被害は、吸汁による葉を白斑症状やすす病を引き起こし、酷い場合は葉が枯れ落ち植物の生育に影響を与えます。

アワダチソウグンバイの吸汁痕右下の写真は、アワダチソウグンバイの被害を受けているキクイモの葉です。アワダチソウグンバイは葉の両面に群生します。小さな丸い穴がアワダチソウグンバイの吸汁によって開けられたものです。被害を受けた葉はしばらくするとまだらに変色し、しだいに葉が枯れてしまいます。

【対処法】
一般的には、乳剤等の農薬により駆除します。ただし、1度の散布では駆除できませんので、数度の散布が必要となります。

家庭菜園や有機農法による栽培農家の方は、刷毛等で小まめに回収した後、マリーゴールド、ニーム、竹酢液などの有機混液散布 による駆除で効果を上げていることも聞いております。

また、卵は葉の中に産み付けますので、早期駆除を心かげるようにしましょう。

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