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うどん粉病の原因と対策

うどん粉病の被害と対策【発生原因】
葉や茎の表面にうどん粉をまいたように白いカビ(ウドンコカビ)が発生する病気で、ブドウ、コムギ、オオムギ等の麦類、キュウリ、カボチャ、イチゴ等の野菜などに発生します。

ウドンコカビは子嚢菌類の1つであり、葉や茎の表面に付着し表皮細胞から栄養分を吸収します。高温乾燥時に蔓延しやすく、病気が進行すると、所々に黒斑点ができます。この黒斑点は子嚢殻で、その内部には沢山の子嚢胞子ができており、越冬します。

発生した場合には、輪作は避ける必要があります。

【症 状】
葉にうどん粉を撒いたように白くなり、野菜が光合成ができなくなることで生育障害を起こしてしまいます

【対 策】
発生した場合には、焼却処分後土壌洗浄や殺菌剤を散布する、予防策として、窒素肥料は少なめにする、麦類の刈り株を焼却する、乾燥させないようにこまめに水撒きを行うなどに心がけてください。
また、カビ菌はアルカリ性に弱いので、発生初期であれば、重曹水などを散布することも効果的です。

春の七種の1つ「ホトケノザ」はうどんこ病を媒介しますので、こまめに抜くようにしましょう。

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