メキシコ野菜「ヒカマ」の播種

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農業ブログ/所長のつぶやき

ヒカマは、日本では沖縄などの亜熱帯地方の一部で作られている野菜ですが、メキシコでは主食となっている大変ポピュラーな野菜です。

種は、おむすびのような形をしており、色は黄土色。

大きくなると、最大で20kgにもなるというから、まさにキング オブ イモですね。正確に言うと、イモ科の植物でなくマメ科の植物なんですが、結局イモを食べるのですから、そんな細かいことは脇に置いておきましょう!
メキシコの野菜ヒカマの種植え
ヒカマとの出会いは、インドネシアのチトラというハンドクリーム・・・その1つの商品にこのヒカマの成分が使われているのです。

インドネシアでは、ベンゴアン(Bengkoang)と言われており、このイモには美白成分(ビタミンC)が豊富に含まれているということで、日本でもインドネシア(バリ島)のお土産の定番にランクインをしているのです。

「塗って良いのであれば、食べたらもっと良い」との単純な思いつきで、栽培を決定した次第です。こんな単純な考えで始めたのですから、本土では私しか作っていないかもしれません

本土の気候では、なかなか作れないことは100も承知のはずでしたが、熊谷は日本一の晴天日数と夏は砂漠のように暑い・・・だから出来るなんての思い込みの方が強く昨年スタート

昨年は葉も大きくなり、茎も優に5メートル以上・・・順調に成長している

と、10月までは良かったのですが、

11月に入ると天候は一転・・・突然の冬と思わせるような寒い日々が続きました。

ヒカマもこの寒さにとうとう耐えられず、イモは栄養失調状態の細い哀れな姿で終了となりました。

という失敗を生かして、今年は早めの種付けといたしました。

今後の成長日記は、順次ブログにて。

農業科学応用研究所所長のつぶやき