スペイン甘草の成長記録1
昨年6月頃スペイン甘草の種を頂いたので、果樹を栽培している場所の隅に植えてみました。昨年の冬は例年に増して非常に寒く、甘草も例外にもれなく枯れてしまいました。
なんせ金柑も寒さに耐えられず、しみてしまうほど寒さでしたから・・・
しかし春になると、いつの間にか芽を出し2ヶ月も経たない間にこんなに成長しました。
甘草は、漢方薬の約7割に使われているほど重要なハーブの1つです。しかし、その甘草はほとんどが中国に依存している現状があります。
こんなに生命力が強い植物なのですから、日本でも栽培すれば良いのにと思っています。
ただ、写真で見てもわかるように、甘草は根の成長が早く、土中深くまで根を伸ばします。1年で茎・葉(上部)が10cm程度の成長に対して、根の成長は42cmにも達していました。
実際に栽培するには採取方法を考えないと、育てたは良いが掘るのが厄介となってしまいます。
私の場合には、45リットルのゴミ箱の底に穴を開け、植木鉢として利用しています。根を利用する植物は一般的に加湿に弱いものが多いので、水はけのよい土壌を用いるのが普通なのでしょうが・・・「有機肥料に富み、微生物のバランスが取れている土壌はすべての植物に合う」が私の持論ですので、有機肥料を十分に含んだ黒ボク土を中心にブレンドしました。
これでどうなるか観察することにします。
農業科学応用研究所所長のつぶやき