ナメクジやカタツムリは忍者?!
有機農法で栽培しているサツマイモとエビスグサ畑。
ハスモンヨトウを代表とする芋虫の姿を見かけなくなるようになると、今度はカタツムリやナメクジの姿をよく見かけるようになりました。
今日は満月
あいにくの雨ですが、数日前から月は真丸な姿を見せており、月がよく見えた先日のある夜・・・数匹のナメクジがチャイブの花茎を列を作って登って行く様子を偶然見かけました。
それは、あたかも月に引き寄せられるかのように・・・
「彼らの行動と月は何か関わりがあるのかもしれない」と思いながら、害虫であることをすっかり忘れ、しばらく見入ってしまうほどの神秘的な行動でした。
そんな不思議な行動を見せてくれたチャコウラナメクジ。
今度は、害虫対策に有効な成分を含んでいるニームとヒカマの有効性を調べるためにお手伝いしていただくことにしました。
と言うより、強制労働といった方が適切かもしれません。
ニームとヒカマの葉の一部に食害痕があることもあり、日本の害虫に対する有効性を調べるために、虫かごにタバコガ、ハスモンヨトウ、ナカジロシタバ、カタツムリ、ナメクジとニームとヒカマの葉を入れて、観察することにしました。
それが、それが・・・
虫かごに入れたはずのナメクジ5匹とカタツムリ2匹が、翌朝には姿を消してしまったのです。
虫かごの網目の幅は1mm、彼らの横幅は少なくても1cm以上。
他に隙間がありません。
彼らはどうやって逃げたのでしょう?
引田天功も仰天のイリュージョンを見せてくれました。
再度彼らに協力をお願いし、本当に脱出したのかどうか観察することにします。
それにしても、虫たちの能力にはいつも驚かされています。
農業科学応用研究所所長のつぶやき