パースニップの花
昨年の10月上旬、パースニップの高発芽栽培の実験を行い、満足いく高発芽率を見せてくれたパースニップ。
その後、例年にない11月の寒さで、越冬できるほどの十分な生長が出来ないまま、1~2月の非常に厳しい寒さに突入。
すると、パースニップの地上部は、すっかり枯れてしまいました。
ところが、3月に入り、季節外れの温かさが訪れると、その様子は一転し、異常な速さで、葉を伸ばし、今では、圃場のいたるところで、雑草のごとく葉を大きく広げています。
時には、春野菜をうえるために、耕運して駆除しなければなりません。
そんな中、花茎を大きく伸ばし、たくさんの黄色い花を咲かせているパースニップが誕生。
花の咲き方が人参と同じようで、セリ科の植物であることが分かります。
しかし、花の色は、人参が白色に対して、パースニップは黄色。
共に虫媒花で、開花時期もほぼ同じ。
色を変え、違う虫が集まるようにする工夫?は、種を保存するための知恵なのでしょうね。
「植物はすごい!」
改めて思います。
害虫も含め、虫たちをコントロールする。
この後、たくさんのミツバチたちがやってきて、多くの種を作ってくれることを願います。
自家採種が出来れば、多くの皆さんにパースニップの美味しさを伝えられるようになるので。
ノウカス店長のつぶやき