糖尿病の味方「桑の木」を挿し木にしてみました
桑の木といえば、蚕の主食の葉っぱ!
私が子供の頃、絹を作ってくれる蚕は、蚕農家では「お子様」と呼び、桑の実を「ドドメ」と呼び、当時の子供たちの夏のおやつになっていました。
何時も3時頃になると、子供たちの口周りは桑の実の紫色で染められ、あたかもカールおじさんの仮装をしたような子供たちであふれていました。
今では食べる人もいないと思いますが・・・
しかし中国の安い絹が使われるようになると、日本で蚕を養殖する農家は減り、次第に桑の木を見かけることも少なくなりました。
悲しいことですが・・・
ところで、桑の葉は蚕だけの主食だけでなく、結構なハーブなんです。
海外では「マルベリー」と呼ばれており、血圧や血糖値降下、ダイエットなどの効果が期待できるのです。
薬局でもネットでも桑の葉茶は、どこでも販売されていますので、直ぐに手に入れることもできるでしょうが、ハーブの楽しみは、自分で育てたハーブで必要な分だけをハーブティや料理に使うことです。
ということで、なんでも挿し木シリーズ第一弾としては、子供の頃の思い出があるハーブ「桑の木」で挿し木をすることにします。
方法は実に簡単で、以下の方法で行います。
土:細粒の鹿沼土
※挿し木する前には土の粉が切り口につかないよう水をかけ洗い流します
方法:乾燥を避けるため、植木ポットをビニール袋に入れ植木ポットの底には水を入れてます
場所:半日陰もしくは日陰に置きます
その他:最初なので、発根剤使用のものと使用しないものの2種類しました
後は、根の出ることを祈りながらひたすら待つだけです。
次回は、2週間後になるかと思います。
農業科学応用研究所所長のつぶやき