中国で無農薬農業が始まる!?
2月の大雪と寒暖の激しい季節が続く中で、どうにかブログを書けるようになるまで落ち着きを取り戻すことが出来ました。
現在はアシュワガンダ、タマリロ、マカ、ミルクシスル、トゥルシー、モリンガ等が発芽しており、どうにか成長をしてくれています。その成長観察は別途掲載するとして・・・。
ところで、先日中国で稲に付く害虫の代表選手であるウンカ、カメムシを二重にしたネットに風船を付けて捕獲している様子がテレビで放送されました。二重にしたネットの上のネットに風船をつけることが特許技術だそうで、一回の操作で千匹程度捕獲できるそうです。将来は東南アジアや日本にもこの技術を輸出していきたたいと大きな夢を語っていました。
技術はさておき「無農薬で栽培するという意気込み」、そして何より大きな夢を持って行動していることに共感を持ちます。
夢に向かってがんばってください。
なんせ、ウンカは中国、東南アジアから飛来し、日本で農薬が効かないものまで発生し被害が拡大しつつあります。虫もウィルスも生のあるものは、必ず抵抗力の持ったスーパー子孫が誕生しますので、当たり前といえば当たり前のことなのですが、農薬等の現代の科学に安易に依存することは、結局は・・・本末転倒になってしまうのではないでしょうか。
万物は絶対的均衡の上に成り立っています。
一旦その均衡が崩れてると、地球規模で補修作用が働き、その時に気がつき反省しても手遅れになります。というよりも、既に補修作用は起こっていることを感じているのではないでしょうか。
農業という単位での均衡を考えたときには、物理的に増えすぎた害虫を捕獲し続け、益虫が増え種の均衡が整うまで行うことが良い対策だと思います。
インドネシアでも数年前より有機農業の取り組みを行う農家の方が増え、今回は中国・・・経済が発展し生活が豊かになると人は健康を意識するようになるものです。
しかし、経済発展の代償に失ってきた自然の絶対的な均衡の崩れに気がつき、その時に取り戻そうとしても壊した以上の時間と労力が必要になることに気がつくべきです。
すべて生命は、植物によって作られているのですから・・・。
農業科学応用研究所 所長のつぶやき