2016年新規国産ハーブ(薬用植物)栽培の決定!
セイヨウニンジンボク
女性のためのハーブを今年は1種類追加しようと試行しているときに、このセイヨウニンジンボクの種子と出会いました。
ヨーロッパでは、チェストツリーやチェストベリーとも呼ばれているハーブで、古くからその存在は知られています。
女性らしさや妊娠しやすい体作りをサポートするエストロゲン(卵胞ホルモン)と、妊娠のサポートする働きがあるプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つのホルモンの女性ホルモンバランスの維持・ケアが、女性にとっては大切だそうです。
そして、このセイヨウニンジンボクは、女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌を正常化させるようです。
フェヌグリーク(コロハ)
昨年、このハーブの種子が体に良いということで、ネットで購入し、カレーに加えたり、牛乳に溶かしたり、ヨーグルトに入れたりと、様々な工夫をしたのですが、とにかく苦い。
こんな苦いハーブは始めてで、「もうこれ以上、続けることは無理!」。
しかし、ネットで調べてみると・・・
焙煎を上手くすると、メイプルシロップのような香りと苦みを感じるが、それほどでもないような事が。
また、スプラウトで食したりと、利用法もいろいろとあるようです。
効能としては、滋養強壮、、気管支炎、消化器疾患、関節炎、腎臓障害、糖尿病、高コレステロール、高血糖、便秘等もあることから本年栽培にチャレンジすることにしました。
ステルランディア・フルテッセン
通称「キャンサーブッシュ」。呼び名の通り、癌やHIVに効果が認められている南アフリカ原産のマメ科の植物。
こちらは、試験栽培して3年目になります。
試験栽培により、害虫被害や栽培環境の調査は完了しましたので、本年度より本格栽培し、日本で種子を収穫できるようにチャレンジです。
羅漢果
たまたま、昨年末に種子を入手することが出来ましたので、栽培することとしました。
栽培法については、右も左もわかりませんが、ネットで調べると、大まかな栽培環境が記載されていますので、その環境に近づくように播種時期を調整し、チャレンジしてみたいと思います。
クリーバーズ(アメリカヤエムグラ)
ヤエムグラと言えば、道端に何処にでも生える雑草として、粗末に扱われている植物。通称「ひっつき虫」と言った方がなじみがあるのかもしれません。
しかしですよ!こいつがなかなかの雑草で、「味よし、効果よし」として、海外では人気ハーブの1つなんです。
その効果というのが、リンパを刺激して、毒素を体外に排出してくれるのです。
慢性的皮膚角化疾患やその他の皮膚トラブル、リンパ系トラブル、腎臓結石、胆石を含む排尿障害などなど。
「近い将来、日本でも認められるのでは?」と信じ、2016年新規栽培種に入れることにしました。
日本人は、デトックスとか、リンパという言葉に弱いですもんね。
栽培は、ほっといていても育ってくれるとは思いますが・・・
そこは農家の維持。
より美味しく、より効果的になるよう頑張ってみます。
2016年のちょっとした抱負でした。
農業科学応用研究所 所長のつぶやき