憂鬱な作業-マリアアザミの収穫
農作業で一番の憂鬱な作業・・・マリアアザミ(ミルクシスル)の収穫をどうにか終了。
数年前に栽培して、気が進まないため、その後は種子箱に保管しておいた。
けど、そろそろ播種しないと発芽が難しくなると思い、今春栽培を行ったが・・・やはり憂鬱。
生長するにつれ、管理すらできない状態となり、気がつけば、収穫の時を向かえていた。
バラ用のゴム手袋をしていても、少し強く握ると突き刺してくる鋭く堅い棘。
突き刺さった個所は、ジンマシンのように腫れ、数日痛みが引かない。
収穫の途中で、カエル、バッタ、カメムシ、カマキリ等が平気で棘の上を歩いている。
この様子を眺めていると、「いたくないのかな?」と、ついつい手を休めて眺めてしまう。
体の大きさと棘の関係か・・・マリアアザミ(ミルクシスル)の棘は鋭いけど、昆虫たちにはただの突起物にしか思えようです。
自己防衛のために進化した棘・・・昆虫たちを排除する目的ではないとすると、マリアアザミの敵は私たち人間を含めた体の大きい生き物か?
マリアアザミ(ミルクシスル)は、全草食用することが出来、B型肝炎や肝機能の改善に効果があることから、ヨーロッパで人気のハーブですが、ヨーロッパの栽培農家はどうやって収穫しているのでしょうか?
収穫法を指導していただきたい。
本格栽培を躊躇してしまうマリアアザミ(ミルクシスル)の栽培でした。
農業科学応用研究所 所長のつぶやき