国産ヒカマの開花

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国産ヒカマの花

ヒカマは、メキシコ原産のマメ科の植物で、フィリピンなどの熱帯アジアなどでも一般的に食べられていますが、日本では、まだまだ珍しい野菜です。

そのヒカマが、どうにか開花を始めました。

花の形、葉などは、葛にとっても似ているのですが、ヒカマの花が薄い青紫色に対して、葛の花は、赤紫色。

国産ヒカマの花
また、葛は秋の七草で7月~9月に開花しますが、ヒカマは10月中旬~と1カ月以上も遅い開花でした。

メキシコの気温と降水量を調べてみると

最高気温は20~30℃、最低気温は5~15℃

乾季の時の降雨量は、東京の1/6~1/10で、

雨季の時の降雨量は、東京とほぼ同じ。
国産ヒカマの蕾
これから判断すれば、11月中旬ごろまでに開花と結実が出来なければ、関東での露地栽培は、まだ難しいことが分かります。

温暖化が進んでも、亜熱帯地方の野菜栽培は、もう少しお預けですかね。

温暖化の進行が深刻な状況になっている中で、少しほっとした国産ヒカマの開花でした。

もし、この後1カ月の間に国産ヒカマが誕生するような事になれば、

関東が本格的な亜熱帯気候に突入したマイルストーンの1つに・・・恐ろしい!

農業科学応用研究所 所長のつぶやき