食用ホオズキから感じる大切なこと
昨今の天候不順の影響を受けながらも食用ホオズキが実をつけ始めました。順調にいけば、後1カ月ほどで収穫時期を迎えることができます。
品種はPineapple Ground Cherryで 名前の通りフルーティーな風味と甘酸っぱさがどことなくパイナップルに似ているような味がします。
ただ、ここまでの栽培を振り返ってみると、今年の梅雨による被害は、我が農産物にも発生しています。
定期的に生長管理はしていたのですが、少し目を離した隙に奴らはすべてを奪っていきます。
しかも少しずつだから、気がつくのがいつも遅くなる。
気がついた時には、ルバーブの幼苗が300株、食用ほおずきの幼苗が250株、ヒカマの幼苗が450株、黒落花生50株、グァー豆50株程が奪われてしまいました。
この影響は、今年の栽培計画を見直ししなければならないほどに・・・。
黒コン3段上まで登ってきては幼苗まで食害してきます。
この被害に気がついた時、数年前に満月の夜にレモングラスの穂先に集団でいたことを思い出しました。まるで昆虫界のハイエナです。それからレモングラスを栽培するのをやめました。
今年の長い梅雨は水害のみならず、植物に対する病害虫の2次被害を発生させています。
もはや海苔業界だけではなく、農業も水商売になったと言ってもいいかもしれません。
Withコロナの前に、With自然をもっと真剣に考えないといけないと痛感します。新型コロナも自然界の1ウィルスなのだから・・・。
周辺では、山林を切り開いてソーラーパネル・・・植物の熱交換率、有機酸の供給などを考えると、実は自然破壊をしてしまっているのです。
今後発生するであろう自然の猛威を受けた時に反省しても遅いのです。
わが身に起こった時に考えるのではなく、withコロナを考えている今、with自然を考える良い時期だと思います。1つだけを見るのではなく鳥瞰的に物事は考えるべきと思います。
ノウカス店長のつぶやき