ビーツ(テーブルビート)
ビーツ(テーブルビート)は、地中海沿岸が原産のホウレンソウやキヌアと同じヒユ科の1年性植物です。
「飲む輸血」と言われるほど、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、ミネラル、鉄分等の多くの栄養を含み、特にカリウムが豊富で、しかも体内で一酸化窒素を生成する硝酸塩も含まれています。
一酸化窒素は、動脈を拡張させて血流量を増やす働きがあることが知られており、この働きにより、細胞の隅々まで酸素と栄養が運ぶがことが期待されています。
現在、代表品種のDe Detroit 、甘みと皮の軟らかさが特徴のRED ACE、風味、甘さが最高級のMERLINの3種類のビーツを栽培しております。
牛糞、苦土石灰、有用微生物等を用いた栽培を行っています。
農薬・化学肥料は、5年以上未使用の圃場で栽培
タンパク質、ミネラルや食物繊維を豊富に含み、栄養バランスに優れた食品
成 分 | 役 割 |
一酸化窒素 | 一酸化窒素は、日々体内で作られている成分で、血管を拡げる作用により、細胞のすみずみまで酸素や栄養素を運ぶことが確認され、更に血管壁に血球やコレステロールが付着して、血管が狭くなるのを抑制する働きがあることが1998年の研究で報告されています。 |
カリウム | 肉、魚、バナナ、アボカド、ほうれん草、さつまいも、豆類に含まれ、生命活動を維持するうえで重要な役割を担う細胞内液に存在するミネラルです。 細胞内外の浸透圧により、ナトリウムの排泄を促進し血圧を下げる、エネルギーや体力を高め夏バテの回復効果などの働きがあります。 |
葉 酸 | ビタミンM、ビタミンB9とも呼ばれる水溶性のビタミンの1種で、ホウレン草から発見されたため、葉酸と名付けられました。 レバー、えだまめ、納豆などにも多く含まれ、ビタミン6やビタミン12と共に代謝、タンパク質の合成、モシステインを減少させる、赤血球を作るなどの働きのある必須ビタミンの1つです。 |
ビタミンB群 | ビタミンBには8種類あり、相互作用により効果を発揮することから、「ビタミンB群」と呼ばれています。水溶性ビタミンで、酵素の補酵素として働きの他、体内エネルギーや肌を作る働きがあります。ビタミンB群は、尿などから排泄されるため、毎日の取るように心がけましょう。 |
ビタミンE | 強い抗酸化作用を持っている脂溶性ビタミンの1つで、老化等の原因となる活性酸素の増加を抑制する働きがあります。別名「若返りのビタミン」と言われるほど、高い抗酸化作用の働きがあります。ビタミンE、ビタミンC、ビタミンAは「抗酸化ビタミン」と呼ばれ、一緒に摂取することで相乗効果があると言われており、ビタミンEとビタミンAを含んだ食材は、油を使う料理に使うとより吸収されやすくなります。 |
ハーブティでの利用はありません。
ボルシチやスープ等の煮込み、サラダ、酢漬け、蒸し焼き、スムージーなどに利用します。調理で利用する場合には、少量の酢を加えて、皮付きのまま、竹串が通る程度まで下茹でを行います。下茹で後に皮をむいて利用します。