クラスタ豆(グァー豆)
インドやパキスタン原産の一年生のマメ科。
グァー豆、グアール豆とも呼ばれ、水溶性食物繊維グアガムを豊富に含んでいます。クラスタ豆(グァー豆)の食物繊維は、腸内で善玉菌により、プロピオン酸・酪酸等の短鎖脂肪酸酸に分解されます。
この産生量は、こんにゃくの3倍になるとも言われ、腸内環境を整える代表的な野菜となります。
また、グァー豆の水溶性食物繊維グアーガムは、他の食物繊維とは違い、ミネラル成分を体外に排出することなく、余分な脂質の吸収を抑制することが知られています。
現地では、毎日食卓に並ぶ健康野菜となります。
莢が生長するに伴い、ゴマの様な斑点や筋のようなものが現れてきます。
チア(シード)の全草、牛糞、グアノ、有用微生物等を独自製法により作り上げた有機肥料にて栽培を行っています。
農薬・化学肥料は、一切使用せず、しかも5年以上、農薬・化学肥料の未使用の圃場で栽培しています。
成 分 | 役 割 |
単鎖脂肪酸 | 炭素が6個以下の脂肪酸の一部で、大腸の善玉菌により水溶性食物繊維を分解、大腸粘膜組織から吸収され、上皮細胞の増殖や粘液の分泌、水やミネラルの吸収のためのエネルギー源として利用されます。肥満、糖尿病、癌の予防、免疫機能向上などのその効能について、様々な研究・報告が近年されている注目の脂肪酸です。 |
グアーガム | グァー豆(種子)に含まれる水溶性食物繊維で、他の食物繊維とは違い、ミネラル分を体外に排出しない特長があります。腸内で75%以上の単鎖脂肪酸を産生する優れた野菜の1つです。 |
鉄 分 | 血のミネラルとも呼ばれており、血液中のヘモグロビンの生成、酸素の運搬等の働きがあります |
カルシウム | 骨や歯を構成するミネラルで、血液中や筋肉などにあるカルシウムは、神経苛立ち抑制、筋肉収縮等の働きがあります |
βカロテン | 緑黄色野菜に含まれるビタミンで、強力な抗酸化力を持ちます。体内ではビタミンAにも変換されます |
ビタミンC | コラーゲン合成、鉄の吸収、しみの素となるメラニン色素の合成の抑制、抗ストレス作用の抑制等の働きがあります |
ハーブティでの利用はありません。
カレー、炒め物、サラダなど、インゲンマメなどの同じように利用します。
ただし、莢は、インゲン等他の豆よりも少し堅さがあり、煮込みや茹で時間がかかるため、さっと茹でて若草色の新鮮な緑色で食べるというよりは、カレー、スープ、バター炒め、天婦羅等の料理向きの野菜となります。
味は、茹でてマヨネーズをつけて食べた場合には、多少苦みを感じますが、料理の具材で利用した場合には、苦みは気にならず、適度な食感のある野菜として楽しむことが出来ます。