エビスグサ(ハブ茶)
北米原産の一年草のマメ科の植物で、種子を決明子(けつめいし)といい、漢方の生薬の一つです。
草丈は、1~2m位になり、左右3対の羽状葉で、黄色の五弁花をつけます。
9月下旬以降、全草を抜き、天日でよく乾燥させた後、種子を叩き出します。
草灰、鶏糞、グアノ、有用微生物等を独自製法により作り上げた有機肥料にて栽培を行っています。
農薬・化学肥料は、5年以上未使用の圃場で栽培しております。
アントラキノン誘導体、ビタミンA、クリソファノール、フィスチオン、エモジン、アンスロン、ヒスチオン、イソクマリン、トキソアルブミン、タンニン、
成 分 | 役 割 |
アントラキノン 誘導体 |
センナ、アロエ、カスカラ、に含まれる有機化合物で、腸を直接刺激してのぜんどう運動を活発化することで、排便を促す働きがあります。 アントラキノン誘導体は、水やアルコールに溶けにくい安定化合物です。 |
カルシウム | 骨や歯を構成するミネラルで、血液中や筋肉などにあるカルシウムは、神経苛立ち抑制、筋肉収縮等の働きがあります |
マグネシウム | 骨を形成するミネラルで、体温や血圧の正常維持、筋肉の収縮運動、血液の循環等の働きがあります |
天日乾燥後の種子を焙煎したものを利用します。1リットルの水に15g(大さし1杯を目安)の種子を入れ、5分程度煮出します。
中国の漢方書に「種子を煎じて飲めば腎臓を強化し、葉を菜にして食べれば五臓を律し目を明らかにする」と書かれているそうですが、独特の青臭いにおいがあり、好んで用いられてはいないようです。