ノカンゾウとヤブカンゾウの食べ比べ
ノカンゾウとヤブカンゾウを採ってきてから、いろいろとネット等で調べていくうちに
ノカンゾウは種から育てると、花が咲くまで3-4年もかかるそうで・・・
「いくらなんでもそんなに待てない!」
という結論に至りまして、昨日採ってきました。
サイトでは、青々とした蕾から少し黄色味かかったものまでいろいろな写真が紹介されていますので、どんな蕾を採れば良いのか悩んでしまいました。
そこで、悩んだときには
「虫に習え」
という持論に従い
アブラムシが群集していた黄色味かかった蕾を選択することに決定!(もちろん、採ったものは虫のついていないものです)
左側がノカンゾウの蕾で、右側がヤブカンゾウの蕾です。
写真では大きな違いを見ることはできませんが、全体的にヤブカンゾウの方が気持ち的に「大きくふっくら」って感じがします。
では、早速料理!
といっても、料理が不得手な私は、湯がくか天ぷらにするしか思いつきません。(もう少し料理の腕がほしい・・・)
最初なので、素材の味を確かめるために湯がいてみます。
鍋のお水が「ぷつぷつ」と沸騰した頃合に、一気に投入すると、
一瞬で蕾が開きました・・・30秒程湯がいた後、湯きりをしてお皿に盛り付けです。
何もつけずに頂いてみると、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ共に、柔らかさの中に「こりこり」とした食感があり、味は淡白で、全体的には「ネギぬた」を食べたような感じです。
ノカンゾウ、ヤブカンゾウとの違いは余り感じられませんでしたが、食べた後の味に「ヤブカンゾウの方に僅かに癖があるような・・・でも気になる程度ではありません。」
料理して気がついたのですが、調理には歯ごたえがあり、見た目も綺麗な青色の蕾が良いかもしれません。
ほうれん草に代わって、夏場の鉄分補給として利用できる野菜に十分なります。
農業科学応用研究所 所長のつぶやき