メティ(フェヌグリーク)
和名を「コロハ」、インドでは、若葉を「メティ」、種子を「フェヌグリーク」と言います。
地中海地方原産で、古くから中近東、アフリカ、インド等で栽培されているマメ科の一年草の植物です。30-50cmまで生長し、白く平べったな小さい花を咲かせます。
使用されるのは葉と種子で、種子は、焙煎してカレーには欠かせないスパイスとして、葉は炒め物等の料理として利用されます。
草灰、くん炭、鶏糞、グアノ、有用微生物等を独自製法により作り上げた有機肥料にて栽培を行っています。
農薬・化学肥料は、5年以上未使用の圃場で栽培しております。
ジオスゲニン、フェヌグリークオイル、ガラクトマンナン、ステロイドサポニン、アルカロイド、フラボノイド、プロトジオスシン、タンパク質、ビタミン類 、ミネラル、アミノ酸
成 分 | 役 割 |
ジオスゲニン | 自然薯や大豆に含まれる成分で、体内の副腎でDHEA(「若返りホルモン」とも言われています)に合成され、その後男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンに変換されます。分泌量は、20代がピークで、その後徐々に少なくなり、40代では約半分程度まで減少します。 |
ガラクトマンナン | ガラクトマンナンは、グアー豆やフェヌグリークなどの種子に含まれている水溶性植物繊維で、腸内で、水分を吸って膨らむため、満腹感を得やすく、便を柔らかくしてお腹の調子を整える作用があります。 食品添加物の増粘剤として、チョコレート、アイスクリーム等に使われています。 |
ステロイドサポニン | ユリ科の植物の根や甘草等の豆科の根に含まれる成分で、自然界で最も強カな抗炎症作用のあることが知られています。 |
プロトジオスシン | ハマビシ科、フェヌグリーク、ヤマノイモ等の植物の種子に含まれているステロイドサポニン化合物で、免疫反応や男性ホルモンの活性化を高める働きがあります。 |
フラボノイド | ビタミンPとも呼ばれ、大豆、ブドウ、お茶等に含まれる植物に含まれる天然色素成分の総称で、抗酸化作用や毛細血管を丈夫にする効果があります。 フラボノイドの代表例としては、大豆のイソフラボン、ブルーベリーのアントシアニン、お茶のカテキン、ワインのポリフェノールがあります。 |
焙煎した種子と葉を200mlのお湯に対して10g程度を入れて、5分程度蒸らします。お好みにより、種子の量は調整してください。
焙煎した種子をカレー粉のスパイスに利用されます。現地では、発芽させた豆、スプラウト、独特の香りと苦みのある若菜(メティリーフ)を各種料理にも用いられています。